電子ピアノを選ぶ時のポイント


電子ピアノを選ぶ時のポイント

電子ピアノを選ぶ際に、どのような点にフォーカスしたらいいでしょうか?

電子ピアノを購入する人は、はじめてピアノをやるという方が多いです。
ですから、「どういう基準で電子ピアノを選んだらいいかわからない」
という声は非常に多いです。

当然、その人の、目的、意欲、環境、予算などによって
どのようなことを電子ピアノに求めるのかも変わってきます。
しかし、初心者であっても、中級者であっても、仮に予算が多くても、少なくても、
家が狭くとも、広くとも、つまり選ぶ人の状況によらず、
電子ピアノを選ぶ時にまずフォーカスするべきポイントはあります。

それは、

  1. タッチ
  2. 音の質

という2点でしょう。

まず、1のタッチですが、これは鍵盤を弾く時の重さや、
鍵盤の戻りの速さなど、鍵盤にタッチした時の感触です。
基本的に電子ピアノの鍵盤は軽いと言われていますが、
最近は生ピアノのような感触を再現するために、重めの鍵盤が増えています。
しかし、これもただ重ければいいというわけではなく、
やはり軽さ・重さのバランスが生ピアノにより近く似たものが良いモデルといえるでしょう。

次に、2の音の質ですが、
電子ピアノは生ピアノの音を録音し、演奏するとその録音した生ピアノの音が再生するという仕組みです。そして、電子ピアノメーカーにより、違う生ピアノの音、つまり違う音色のピアノ音を録音しています。
つまり、各メーカーによってピアノ音の質や音色は違うのですが、
ここも、ただ聞こえ方がきれいであればいいというわけではありません。
もちろん目的や好みにもよりますが、わざと「少しこもったような音」にすることによって
リアルな生ピアノ感を再現しているメーカーもあります。
また、スピーカーの質・数・場所によっても音の聞こえ方は大きく変わってくるでしょう。

基本的にはこの2点が基準となると思いますが、
この2点以外にも、電子ピアノにはデジタルならではの以下のような、独自の機能がついています。

  • 音量調節機能
  • 録音機能
  • シンセサイザーのようにピアノ以外の多彩な音色を奏でる機能
  • 収録したデモ曲をデモ演奏する機能
  • 音楽を再生する機能
  • インターネットに接続する機能

などです。

これらの機能は、電子ピアノの「楽しさ」の部分を膨らませてくれるものです。
ただし、音量調節機能やヘッドフォンで弾ける機能などは別として、
モデルによってどのような機能がついているかはまちまちです。
こういったデジタルな多彩な機能の有無は、選ぶ時に迷う点となりえますが、
本当によく使いたい、欲しいと思える機能があれば十分だと私は思います。